前回は「木」+春で「つばき」でしたが、今回はちょっと「木」から
離れてみたいと思います。
日を追って暖かさが増し、すっかり春です。この春の付く漢字をと
考えて真っ先に思い浮かんだのが
魚+春=鰆「さわら」です。
俳句でも春の季語になっている鰆。その理由は、晩春から
初夏にかけて産卵のために瀬戸内海に押し寄せ、たくさん
獲れるからだそうです。でもこれは関西での話。
関東では「寒鰆」と呼ばれる産卵前の脂ののった時季。
12月から2月の真冬が旬とされています。
ちなみに魚+冬=鮗「このしろ」です。
そして「さわら」と言えば木もあります!
「椹」です。
もともとの意味は「当て木」、木を切り割る時に下に当てる台。
または首切り台のことを指します。
日本では「さわらのき」。ヒノキ科の常緑高木を表します。
桶などの材料に用いられます。
そう言えばウチは昔から風呂では木の桶を使っています。
手入れが難しいですが、使い始めは木の香りが
とても爽やかです。
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