先回、クリスマスリースに柊(ひいらぎ)と言うお話をしたので
今回はさらにクリスマスに縁の深いものを。
樅。音は「ショウ」。もみの木です。
マツ科の常緑高木、言わずと知れたクリスマスツリーに
使われる木ですね。小さな木のイメージですが、
樹高が40mに達するものもあるそうです。
音を表す「從」は「たてにそびえる」という意味を
持っています。そびえ立つ「もみの木」を表すわけです。
もみの木に限らず、クリスマスツリーには常緑樹が
使われます。冬の間も緑を保つので、強い生命力の
象徴とされたためです。その起源は実はキリスト教
とは全くの無関係で、古代ゲルマン民族が冬至の
祭りで樫の木を生命の象徴として使用していたのが
始まりで、この民族をキリスト教に改宗させた事で
この風習がとり入れられたようです。
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