以前、漢字の異体字の話をさせて頂きました。
調べていてはじめて知ったのですが、「樹」にも
という異体字がありました。これは新鮮な驚きでした。
今回はこの「樹」の字の成り立ちに注目してみようと思います。
左側の「木へん」を除いた右側のつくりの部分は「壴」と「寸」。
これはそれぞれ「鼓」と「手」を表します。
鼓を手で打つ、ということです。
これは穀物の豊作を祈る農耕儀礼を表しています。
これに「木」を加える事で、鼓を打ち鳴らし、樹木の生育の力を促す事を示しています。
漢字の成り立ち、調べてみると面白いものですよ。
ここで難読漢字クイズ!
「樹懶」と書いて何と読むでしょう?
「懶」はおこたる・なまけるという意味です。
正解は……次回に続く!!
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