Archive for 2016年11月4日

辺りを見渡すと・・・

先回「つなぐ」のお話をしました。
この「つなぐ」工程に始まり、その後に続く様々な工程に
おいて欠かせないものが工場内にはいくつも有ります。

「機械」です。

「機」はもともとは「弩」と呼ばれる、ばねじかけで
矢や石を飛ばす大きな弓の発射装置の事を
指していました。それが後に「はた織り」の道具や
「しかけ・からくり」を表す文字になりました。

「械」もまた「しかけ・からくり」を表しますが、
元々は「刑罰に使う手かせ、足かせ」の事でした。
「木」で出来た「戒める」ための道具という事です。

「戒める」とは「過ちのないように注意する。用心させる」
という意味を含んでいます。日々目を通す製品に
対し間違いの無い物を送り出すように、またその為に
常に点検を怠らないように、と「機械」が教えて
くれているのかもしれません。