Archive for 2016年9月28日

秋ですね。

だんだんと暑さがやわらぎ、過ごしやすくなって来ました。
昨年の今頃はまだまだ暑さと戦っていたような気がします。
そしていつの間にやら寒くなっていたような……。今年はちゃんと
秋の訪れを感じている。そんな今日この頃です。

先日本を読んでいたら 木+秋で「楸」という
字が出て来ました。四季の中で秋だけは木へんの
字は無いと思っていたので、いや~びっくりです。

「楸」。音はシュウ。「ひさぎ」というノウゼンカズラ科
の落葉高木で、碁盤の材料に用いられる事から
「ごばん」の意味も持っています。

漢和辞典を見ていると「棊盤」という言葉が出て来ました。
「棊」は「棋」の異体字。将棋の「棋」と同じです。
ですから、「きばん」と読むのでしょうか?しかし「棋」は
「ゴ・ギ」という音を持っています。「ごばん」でしょうか?

「碁」という字についても調べて見ました。すると「碁」は
「キ」とも読み、「棋」と「碁」は字義の上では同じ字
である事がわかりました。日本語では習慣的に「ゴ」
と読み、囲碁のことを指しますが、中国語においては
「棋」と「碁」の区別はなく、「囲碁・将棋などの
こまを使って競う遊戯」を指すのです。

「棊」=「棋」。「棋」は常用漢字表において
「キ」が常音であると記載されています。ですから
「棊盤」は「キバン」と読むのが一般的と言えるでしょう。

マイブーム

もともとカラオケは好きだったんですが、最近、一人カラオケに
はまり出しまして。人目を気にせず大声で歌うことがストレスの
発散になるようで、いいものです。仕事帰りに車の中で歌うの
とは爽快感が違います。

「カラオケ」を辞書で調べると本来は「空のオーケストラ」
という意味だそうです。ついでに「オケ」を調べると「オーケストラの略」
と共に見慣れた漢字が出て来ました。

かなりかなり強引な持っていき方ですが、今回は久々に
木へんの漢字です。

「桶」おけ。音は「トウ」。つくりの「甬」は取っ手の付いた
手おけの形、または中が空洞になっている鐘の柄の
形を表すという説もあります。現在では木で出来た
筒型の空洞で水を汲んだりするものを指します。

先日お墓参りに行って来ました。お寺に行くと取っ手の
付いた手桶は良く見かけます。と同時にセットで
置いてあるものが「ひしゃく」です。

「杓」。湯や水を汲みとる道具ですが、古くは
北斗七星をひしゃくに見立て、その柄の部分である
第5・6・7星を指す字でもありました。

どうも苦手です。

先日、総務の女の子が激写したなかなかお目にかかれない
写真を見せてもらいました。

ヘビのお食事シーンです。テレビでしか見られない、あの
あごをはずしてがぱーと飲み込むやつです。会社の
敷地内で偶然撮ったそうで、それはもう……。

「蛇」つくりの「它」は頭の大きなヘビの形から出来た文字で、
これだけで「ヘビ」を表していました。「它」には「他」の意味が
あり、「虵」と書く字もあります。これもヘビです。

「虫」→ちゅう・むしと読む字ですが、この字は古代は「き」と読み、
ヘビなどの爬虫類またはマムシの事を表していました。

いわゆる「むし、昆虫」を表す字は「蟲」で、小さなむしが
密集している形です。現在は簡略化された「虫」が
常用漢字となり、「むし」の意味になっています。

とは言え、ヘビやトカゲは小さい頃からどうも苦手で……。

以前友人が動物園で触ったり首に巻いたりした
そうですが、とんでもない話です!!