Archive for 2015年12月21日

そろそろクリスマス

先回、クリスマスリースに柊(ひいらぎ)と言うお話をしたので
今回はさらにクリスマスに縁の深いものを。

樅。音は「ショウ」。もみの木です。

マツ科の常緑高木、言わずと知れたクリスマスツリーに
使われる木ですね。小さな木のイメージですが、
樹高が40mに達するものもあるそうです。
音を表す「從」は「たてにそびえる」という意味を
持っています。そびえ立つ「もみの木」を表すわけです。

もみの木に限らず、クリスマスツリーには常緑樹が
使われます。冬の間も緑を保つので、強い生命力の
象徴とされたためです。その起源は実はキリスト教
とは全くの無関係で、古代ゲルマン民族が冬至の
祭りで樫の木を生命の象徴として使用していたのが
始まりで、この民族をキリスト教に改宗させた事で
この風習がとり入れられたようです。

直球勝負

12月に入り、ぐっと寒さが増して来ました。
工場内でも防寒着の使用がちらほらと見えます。
ただ動いていると汗ばむ事もあるので(僕だけか?)
体調管理には気を付けたいものです。

冬らしくなって来たと言うことで、今回はストレートに行きます。

木+冬=柊です。

「トウ」と読んでしまいそうですが、音は「シュウ」です。
冬は「終」の初文。もともと「冬」は「糸を結びとめた形」
を表し、結んだ糸の末端=おわりを意味しており、
「終」=「冬」だったのです。

柊の字義は芭蕉によく似た木の名です。
日本では「ひいらぎ」の事を指します。ひいらぎは
モクセイ科の常緑小高木で、トゲトゲの葉が特徴的ですね。
これからの季節、クリスマスリースの装飾に使われますが、
実はあれは「セイヨウヒイラギ」というモチノキ科モチノキ属の
植物で、日本在来の「ひいらぎ」とは全くの別物です。

日本では節分の夜。ひいらぎの枝に鰯の頭をさして
門に飾っておくと鬼を払うという風習がありますね。
近年、恵方巻がブームですが我が家では変わらず
節分の夜は鰯を食べています。

冬季休業のご案内

平素より弊社サイトをご覧頂きありがとうございます。

誠に勝手ではございますが、

2015年12月30日(水)~2016年1月5日(火)
の期間、マルナカウッド㈱は冬季休業とさせて頂きます。

※年内の最終出荷は12/28(月)までとなりますのでご了承ください。
また、年末年始は例年出荷が大変込み合います。
お急ぎの荷物は早めのご注文にご協力をお願いいたします。

2016年1月6日(水)より通常営業となります。
ご迷惑をおかけしますが、宜しくお願い申し上げます。

似て非なり

よく聴くCDに入っている曲。その内容は
「庭のカキがたわわに実ったので、高枝切りバサミで取ったら
 おもしろくなって来ちゃって200個以上もいだら家族におこられた」

今まさに時季ですね。「柿・柹」カキです。
中国原産で甘柿・渋柿・次朗柿などたくさんの
品種があります。材は細工物や家具に使われます。
また、実から採れる液「柿渋」は防水・防腐用の
塗料として使用されます。人体に害の無い自然塗料として
話題になったこともありました。

柿によく似た字で「杮ハイ」と読む字があります。
外見はほとんど同じですが、「杮ハイ」の方はつくりの
縦棒を一画で書きます。ですから「柿カキ」は9画、
「杮ハイ」は8画です。

「杮ハイ」は木のけずりくず=「こけら」の字義を持っています。
また、屋根をふくために薄く削った細長い板のことを
「こけら、こけら板」と言います。新築劇場の初興行を
「こけら落とし」と言いますが、これは工事の最後に屋根などの
木屑を払い落としたことから出来た言葉です。

今回のように、同じ字形で違う意味を持つ漢字。
探してみるとおもしろいかも知れません。

本年もラストスパートです

皆様こんにちは。専務の中野です。

早いもので今年最後の月になりました。
雨が降るたびに日に日に寒くなっていきますね。
体調管理には充分注意しましょう。

昨日(11月30日)、日本テレビ系列の「有吉ゼミ」という番組で
Aria&Aura(弊社も参加している共同ブランド)の紹介がありました。
調和を大切にするブランドで、各パートナー様はそれぞれの分野で
製品を作っております。
弊社はムク巾ハギ材の階段材、カウンター材を製作し提供しております。
今後もムク巾ハギ材を使った製品を作り、ワンランク上の
製品を提供出来ればと考えております。

2016年1月が好スタート出来る様にしっかりと2015年を終えたいと思います。
2016年も突っ走って参りますので皆様今後ともよろしくお願いします。
少し早いかもしれませんが今年一年ありがとうございました。