新しいパンフレット

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マルナカウッドは集成材だけでなく様々な木材を扱っております。

カタログ配布中です。お急ぎの方は担当までご連絡お願いします。

ネガティブ堀井からのポジティブ堀井

営業部 堀井です。

年度末になりました、例年のようにかけこみ受注に追われる覚悟をしていましたが今年はまさかの少々落ち着いた状況で、色々お客様に話を聞いても建築業界全体が元気がないようで、調べてみても新築の着工件数は80万戸台、2020年ごろには50万台まで落ち込む予想・・・・・・・そんな業界を何とか活性化したいものですね

そんなネガティブな話はさておき、こんな時には元気を出して商品開発!お客様からのイベント用小物の相談もあり、工場のアイデアマン吉川君に相談したところさっそく

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箸&箸置き

無垢材の切れ端を使い充分すぎるほどの商品を作ってくれました。こういうきっかけを新商品につなげていきたいです

 

皆様もイベントでちょっとした小物、粗品をお考えなら是非マルナカウッドの吉川マンに相談してみましょう。

辺りを見渡すと・・・

先回「つなぐ」のお話をしました。
この「つなぐ」工程に始まり、その後に続く様々な工程に
おいて欠かせないものが工場内にはいくつも有ります。

「機械」です。

「機」はもともとは「弩」と呼ばれる、ばねじかけで
矢や石を飛ばす大きな弓の発射装置の事を
指していました。それが後に「はた織り」の道具や
「しかけ・からくり」を表す文字になりました。

「械」もまた「しかけ・からくり」を表しますが、
元々は「刑罰に使う手かせ、足かせ」の事でした。
「木」で出来た「戒める」ための道具という事です。

「戒める」とは「過ちのないように注意する。用心させる」
という意味を含んでいます。日々目を通す製品に
対し間違いの無い物を送り出すように、またその為に
常に点検を怠らないように、と「機械」が教えて
くれているのかもしれません。

視野を広げて見ました

だいぶ前の話ですが、「木の漢字のネタが尽きてきました」
なんてお話をしました。確かに弊社で扱っている木の種類
だけを見れば限界があります。でも辞書や本を調べて
見ると「木」の漢字はたくさんあるので、おもしろいネタは
まだありそうです。地道に勉強して参ります。

しかし今回はちょっと視点を変え、「木」にこだわらず
工場全体を見てみました。

例えば、集成材の製造工程には原材料の木と木を
「つなぐ」ところから始まります。真っ先に思い付いたのが

「繋ぐ」

という字だったのですが、調べて見ると「つなぐ」の意味を
持つ漢字はたくさんあるのです。

  • 系(ケイ)・・・つなぐ、つながる「山系・直系」
  • 紲(セツ)・・・牛馬などを縄でつなぐ。罪人をつなぐ「縲紲」
  • 絡(ラク)・・・つなぐ、つながる、続く「連絡」
  • 維(イ)・・・・つなぐ、ささえる「維持」
  • 縶(チュウ)・・つなぐ、しばる、とらえる
  • 繫(ケイ)・・・つなぐ、しばりつける、つながる「繫留・連繫」
  • 纍(ルイ)・・・つなぐ、連なる「纍纍」
  • 羈(キ)・・・・つなぐ、おもがい(馬具の一種)

材料を「つなぐ」のはどの字を使えばよいのでしょう……?

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最終関門

工場内の作業工程はいくつもありますが、自分が入社して
最初に携わったのが「梱包」でした。製品をダンボールで包む
のですが、単純そうに見えて奥が深い!既製品の板状のものから
複雑な形状をした変わり種まで、限られた時間の中で
素早く、きれいに梱包しなければなりません。また、最終工程
という事で「検品」の作業を兼ねています。近年、お客様の目が
非常に厳しくなっている中、現在梱包に従事されている
皆さんには本当に頭が下がります。

「梱」

もともとの意味は「しきみ」という門の内外の区画を設ける
ためのもの、です。「困」に木組みをしてものを遮蔽するという
意味があります。「閫」という字があり、字義は同じです。

「梱包」のように使うのは、「梱」に「竹や柳で編んだかご」
「包装した荷物、またそれを数える語」という意味があるからです。
ちなみにこれは日本語の用法です。

「検(檢)」

もともとは「封検」と言って、古代、束ねた書簡の中を
見られないようにする封印の意味がありました。
また「規則・規範」を表す字でもあり、その規範に
沿ってしらべる事が検査・検品です。

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秋の味覚=トンカチ

「椎」

秋の味覚「シイタケ」。ブナ科の常緑高木「シイノキ」。

「しい」と読むのは日本語独自の読み方(『国訓』と言います)で
「ツイ・ズイ・スイ」の音を持っています。意味は

①物をたたく道具、つち
②うつ、たたく

”つち”は「槌」「鎚」。いわゆるトンカチ・ハンマーですね。

トンカチは「トントン・カチカチ」の擬音語から出来た言葉で
カナヅチ(金槌)の事。両方とも一般的な呼び方です。

ホームセンターに行くと大工道具コーナーにカナヅチは
置いてありますが形状の違うものがあります。
頭の片側が平らで、反対側がとがっていたり、釘抜きが付いているもの。
頭の両側が平らで、よく見ると平らな面と少し丸くなっている面を
持っているもの。この形状のものを

「げんのう(玄能・玄翁)」

と言います。その昔玄翁和尚が石を砕いたのに
用いた事から名付けられたと言われています。

げんのうとカナヅチの違いはその形だけなのか?
これについてはもう少し勉強したいと思います。
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「本」は何から・・・

読書の秋ですね。読みたい本はたくさんあって見つけるとすぐ
買うのですが、なかなか読まない……。集中し始めれば
一気に読んでしまうのですが、大抵の場合読んでいると
眠たくなる……。まさに「積ん読」の状態です。

ところで「本」という漢字、何かに似ていると思いませんか?

実は「本」は「木」から生まれた漢字なのです。

img_2770←が「本」の古代文字です。
「木」の下部に点「・」を加えて「木の根もと」
を表し、のちに「書物・ほん」の意味を持つ
ようになりました。

img_2771←今度は木の上部に点「・」を加えました。
「末」という字の古代文字です。
木の末端→こずえを表します。

「こずえ」は「梢」とも書きます。この他にも
「梶」「槙(槇)」「標」「櫂」「表」
これらの字も「こずえ」の意味を持っています。

さあ、今日はどの本を読もうかな……。

「あき」について

以前「楸」(シュウ)という字を少し紹介しました。

今回はだんだん気候もそれらしくなって来たので、「秋」
についてです。
「秌」「%e7%a7%8b%e7%95%b0%e4%bd%93%e5%ad%972」「%e7%a7%8b%e7%95%b0%e4%bd%93%e5%ad%971」「龝」「穐」   全て「あき」です。

漢字の成り立ちにはいくつかの説があります。

①古代において「かめ(龜・亀)」の甲羅を「火」であぶって
占いが行われ、そのかめは「あき」に捕獲された。
また「あき」には「禾(穀物)」の収穫もあるため
禾+龜+火=%e7%a7%8b%e7%95%b0%e4%bd%93%e5%ad%972=秋で季節の「あき」を表す。

②禾は穀物。龜はいなごなどの虫の形。収穫の前に
穀物についた虫を火で追い払い、これが伝統的な
儀礼となり、季節の「あき」を意味するようになった。

ちなみに「秋」の甲骨文字(古代文字)はこんな形です。

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読書の秋。秋の夜長に漢和辞典などいかがでしょう?

秋ですね。

だんだんと暑さがやわらぎ、過ごしやすくなって来ました。
昨年の今頃はまだまだ暑さと戦っていたような気がします。
そしていつの間にやら寒くなっていたような……。今年はちゃんと
秋の訪れを感じている。そんな今日この頃です。

先日本を読んでいたら 木+秋で「楸」という
字が出て来ました。四季の中で秋だけは木へんの
字は無いと思っていたので、いや~びっくりです。

「楸」。音はシュウ。「ひさぎ」というノウゼンカズラ科
の落葉高木で、碁盤の材料に用いられる事から
「ごばん」の意味も持っています。

漢和辞典を見ていると「棊盤」という言葉が出て来ました。
「棊」は「棋」の異体字。将棋の「棋」と同じです。
ですから、「きばん」と読むのでしょうか?しかし「棋」は
「ゴ・ギ」という音を持っています。「ごばん」でしょうか?

「碁」という字についても調べて見ました。すると「碁」は
「キ」とも読み、「棋」と「碁」は字義の上では同じ字
である事がわかりました。日本語では習慣的に「ゴ」
と読み、囲碁のことを指しますが、中国語においては
「棋」と「碁」の区別はなく、「囲碁・将棋などの
こまを使って競う遊戯」を指すのです。

「棊」=「棋」。「棋」は常用漢字表において
「キ」が常音であると記載されています。ですから
「棊盤」は「キバン」と読むのが一般的と言えるでしょう。

マイブーム

もともとカラオケは好きだったんですが、最近、一人カラオケに
はまり出しまして。人目を気にせず大声で歌うことがストレスの
発散になるようで、いいものです。仕事帰りに車の中で歌うの
とは爽快感が違います。

「カラオケ」を辞書で調べると本来は「空のオーケストラ」
という意味だそうです。ついでに「オケ」を調べると「オーケストラの略」
と共に見慣れた漢字が出て来ました。

かなりかなり強引な持っていき方ですが、今回は久々に
木へんの漢字です。

「桶」おけ。音は「トウ」。つくりの「甬」は取っ手の付いた
手おけの形、または中が空洞になっている鐘の柄の
形を表すという説もあります。現在では木で出来た
筒型の空洞で水を汲んだりするものを指します。

先日お墓参りに行って来ました。お寺に行くと取っ手の
付いた手桶は良く見かけます。と同時にセットで
置いてあるものが「ひしゃく」です。

「杓」。湯や水を汲みとる道具ですが、古くは
北斗七星をひしゃくに見立て、その柄の部分である
第5・6・7星を指す字でもありました。